まずは,
Mechanics of Motor Proteins and the Cytoskeleton (Jonathon Howard)
で記述されていることを理解しましょう.
まず,
なる関数を考えましょう.この微分は,
となります.ここで,
とします.
Howardの本では,三角括弧が少し足りない気がします(ここで確認).
三角関数の公式,
より,
ここで,平均の位置が変わったのは,θ,とΔθは独立と考えているのでしょう.
ここで,第二項の正弦波の部分は平均すると0となります(正,負,等しく起こるので).なので,
となります.
なので,
さりげなく平均の位置を変えています(-1,を平均の中に入れても問題ないので).
さて,次に,Δθがとても小さいとして,マクローリン展開による近似を行いましょう.すると,
となります.
この式は,fの微分方程式ですので,
を導き出すことができます.
ここで,
とおくと,
と,指数となることがわかります.
次に,Moscow State University Physics Department,での説明を理解しましょう.